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ワンポイントセミナー 「税務の基礎 第3回」

第3回は、「別表五」の作成の仕方の概要です。

別表五の作成目的は、「税務上の純資産」の計算です。そして、「税務上の純資産」を作成する理由は、別表四で加算、減算したもののうち、翌期以降に解消するもの(税務用語で「留保項目」)を翌期以降の所得計算に引き継ぐためです。

賞与引当金を見積りで計上した期は、税務上、これを「加算」して排除します。賞与引当金は税務上、損金(税務上の費用)にはならないからです。ただし、実際に支給した際には税務上も損金として認められます。このように会計上の費用と税務上の損金の計上時期に差はあるけれども、最終的にはその差が解消されるものについては、税務上、「排除した事実」を残しておく必要があります。

何故なら、実際に賞与を支給した期は会計上、「引当金 ××/現預金 ××」と仕訳され費用になっていませんので、税務上、支給した期において別表四で「減算」してあげる必要があるからです。

このように翌期以降の課税計算に影響するものを「残しておく」のが別表五の役割なのです。