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トピックス [2012年12月21日]

ワンポイントセミナー 「開示業務について 第2回」

前回は、開示業務について、その情報を見る側の立場から考えて

みましょうとお話ししました。

今回はもう少し具体的に、開示される情報の質について検討して

みましょう。

 

投資者は有価証券報告書からどのような情報を得ることを期待して

いるのでしょうか?

投資者は一般に出回っている情報によって投資の意思決定をするのが

前提になっているため、会社内の情報を提供する側との情報量の差は

大きなものがあります(これを情報の非対称性といいます)

そのため、投資者が求める情報の質として、①適格性、②正確性

及び網羅性、③画一性 、④客観性、⑤適時性が必要になります。

それぞれについて見てみると、①適格性とは、投資者の求める情報

に適ったものであるということです。投資者はその情報に基づいて、

投資するか否かの意思決定をするわけですから、意思決定に役立つ

情報であることが必要になります。

②正確性及び網羅性とは、投資者の意思決定を誤らせない正確かつ

網羅的な情報であるということです。

③画一性とは、どの会社の有価証券報告書を見ても、同じ情報が

得られるということです。

④客観性とは、外部の利害関係を有しない第三者によって、その情報

が正確かつ網羅的であることが確かめられていることです。

⑤適時性とは、タイムリーに求める情報が得られるということです。

これらはどれが欠けても投資者が投資するのを躊躇してしまいます。

これは、皆さんが投資にかかわらず、例えば、食品を買おうとした

場合に、ラベル等で賞味期限、材料、生産地等を確かめることからも

想像できると思います。

このような視点から、有価証券報告書の開示制度を考えてみると、

なぜこのようなことが規定されているかが分かってくることもあり

ます。

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